乾式二重床とは
- 大志郎 森
- 2024年8月22日
- 読了時間: 1分

乾式二重床とは、コンクリートスラブなどの躯体の上に防振ゴムの付いた支持脚で床を浮かせる床システムです。戸建て住宅の根太工法を集合住宅用に発展させた工法で、1960年代以降のコンクリート造の集合住宅の普及と共に誕生しました。マンションやアパート、公共施設などで一般的で、未来に向けた持続可能な建築にとって高機能な床システムとして注目を集めています
乾式二重床のメリット
「湿気や冷気から住空間を遠ざけることができる」
「配管を柔軟に床下に回すことができる」
「空気層が設けられるため、室内の温度を一定に保ち、光熱費の削減につながる」
「音の遮断効果があり、階上からの騒音や振動音が大きく減少する」
「静かな居住空間は日々のストレス軽減にも寄与し、より快適な生活環境を実現する」
「改修作業を容易にするため、将来のリフォームやリノベーションの際にも大きなメリットがある」
「スラブと化粧板の間に隙間があるため、電気の配線や水道の配管の設置がしやすい」
「空気の層があるため、踏み込んだときに弾性が生まれ、足腰への負担が軽減される」など
一般的に二重床構造マンションの床には段差が少なく、バリアフリー仕様になっています。
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